畳ベッドの構造・製作例
畳ベッドは寝台面が畳で出来ているベッドです。
畳は日本の伝統的な床材。程よい弾力があり、敷き布団とは特に相性がよいクッション素材です。
ヒノキ・ワークスでは長年、畳ベッドをお客様のご要望に応じて製作してまいりました。そこで、畳ベッドに適したベッドの構造、特徴についてご説明します
畳ベッドの構造
畳下はすのこのベッドが最適
すのこは適度な間隔が空いているため、通気性もよく、湿気が籠るのを防ぎます。よって、畳の下がすのこのベッドが最適です。ヒノキ・ワークスでは、畳の厚さ分、すのこの位置を下に下げているので、畳を置くと畳面が柱や側面の板とぴったり同じ高さになります。
畳とベッドフレームの隙間について
ヒノキ・ワークスでは、頭側と足側のベッドフレームと畳との間に7mmの隙間を設けています。この隙間がない造りにすることも可能です(畳は取り出しにくくなります)。
畳の分割と向き
一般的な畳一枚の重さは約16キロです。女性や高齢の方にとっては、畳のお手入れなどで持ち上げる作業は重労働となります。そのため、ヒノキ・ワークスでは、2分割にした畳を使用しています。なお、ベッドのサイズによって畳の向きが変わります。
【シングルサイズの畳の向き】
【セミダブル以上の畳の向き】
※ヘリ無し畳にすると畳の向きが強調されません。
※デザイン等の観点から畳一枚での製作をご希望の場合は、お知らせください。
※畳のサイズは最大で2m×1m(京間)にすることができます。
畳ベッドの選び方・考え方
1.ベッドのサイズ(幅・長さ・高さ)を決めます
設置場所や寝具に応じてベッドのサイズを決めましょう。幅、長さ、高さの考え方は、「ベッドのサイズ・大きさの考え方・ポイント・コツ」の各ページをご参照ください。
適切なサイズがわからない場合はお気軽にご相談ください。
なお、畳の最大長さは2mまでです。長さが長いベッドの場合は、長さが足りない分を板間にすることも可能です。
※最近の寝具には長さが2m5~10cmと長いものがあります。畳だけでは長さが足りない場合がありますのでご注意ください。
3.畳のデザインを決めます
ヒノキ・ワークスでは、畳の畳床、畳表の素材、畳のヘリのデザインをそれぞれお選びいただけます。こだわりの畳に仕上げたい場合は、畳のデザイン・種類のページをご参照の上、じっくりご検討ください。
ご検討いただいた上記内容をご連絡いただければ、最適な畳ベッドをヒノキ・ワークスがご提案いたします。
畳の豆知識
畳のお手入れ方法
畳は湿気を吸ったり吐いたりしますが、年に数回畳を起こして、畳裏に空気を通すことをおすすめします。 畳の表は、硬く絞ったタオル等で拭いてください。
畳の寿命
畳は大きくわけて表面の畳おもてと土台になる畳床からできています。
畳おもての耐用年数は素材によっても異なりますが、約十年。畳床は二十年から三十年とばらつきがあります。
畳ベッド製作例
畳ベッドの制作事例をブログで多数ご紹介しています。どうぞご覧ください。
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