畳ベッドのメリット・デメリット
畳ベッドは、ベッドの床面が畳のベッドで、以下のような方に好まれるベッドです。
・硬めの寝床(畳の上にお布団等)がお好みの方。
・長年畳で寝るのに慣れている方で、床での寝起き動作に不便を感じ、立ち上がりが楽なベッドをご検討の方。
・マットレスではなく、敷ふとんや薄めのマットレス、収納できる寝具をお使いの方(もちろんマットレスもお使いいただけますが、マットレスをご使用の際は定期的にマットレスを上げて、通気性をよくしていただくことをおすすめします)。
畳の特徴もふまえ、畳ベッドのメリット・デメリットをご説明いたします。
畳ベッドのメリット・デメリット
畳ベッドのメリット
硬めの寝床が好みの方にぴったり
畳の内部は木を圧縮したクッション素材のため、適度な硬さを保ち、硬めの床材となり、硬めの寝床が好みの方にぴったりの素材です。
断熱性と保温性がある
畳は夏は涼しく、冬は温かい環境を作り出すので、敷ふとんの床材に最適です。すのこベッドは通気性が良い分、保温性に欠けるため、保温性を求める方は、畳ベッドにすることにより、冷気を遮断することができます。
畳の調湿機能
自然素材である畳には調湿機能があります。ただし、湿気の許容量を超えると、ダニやカビが発生しやすくなるので、定期的にお部屋の換気をしたり、畳の下に除湿剤を敷いておくなどの対応が必要です。
伝統的な自然素材の床材
畳は古来より日本で使われてきた伝統的な床材です。い草の感触と香りは日本人にとってはほっとする馴染み深い素材です。
い草の効果
い草は有害な窒素酸化物を浄化し、新しい畳の香りにはアロマテラピーのようなリラックス効果があります。
畳ベッドのデメリット
定期的な畳のお手入れ
畳ベッドは寝具を定期的に上げ下げし、通気性をよくする必要があります。畳面のそうじは固く絞った布で拭くことをおすすめします。
畳が湿気を吸い込んだ状態が続くとダニやカビの原因となる
ダニやカビの発生を防ぐには、お部屋の風通しを良くし、定期的に換気することが必要です。畳下には、すのこを使用し、通気性を良くすることをお勧めします(畳下にすのこを使用しても、定期的に寝具を上げ下げするなどのお手入れをオススメします)。
畳床での直寝からベッドへの変更をご検討の方へ
長年畳で寝るのに慣れている方で、ベッドへの変更をご検討の方にとっては、畳ベッドは以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
ベッドで畳の寝心地が味わえる
長年畳で寝ることに慣れている方にとっては、畳ベッドにすることによって、引き続き畳での寝心地を味わっていただくことができます。
乗り降りしやすい
ベッドに腰掛ける高さが、人が椅子に腰掛ける高さと似ているので、ベッドへの乗り降りがしやすいです。足腰に負担をかけたく無い方、お布団では起き上がりが辛い方におすすめです。
床での直寝に比べ、床の環境を受けにくい
床での直寝に比べ、寝る位置が高いので、冷気や埃といった床環境の影響を受けにくく、快適に過ごせます。
デメリット
ベッドで寝るのに慣れていないため、就寝中の落下が心配
就寝中の落下が心配な場合は、ベッドに柵を設けることで落下の防止し、安心しておやすみいただくことができます。
畳ベッドをおすすめしたい方
畳ベッドは次の様な方におすすめしたいベッドです。
畳の上での寝心地をベッドでも実現したい方
長年、畳で寝るのに慣れている方、畳と敷布団の寝心地以外に変わるのが嫌な方におすすめです。
硬めの寝具でおやすみになりたい方
腰痛などでお困りの方、病院から硬めの寝具を進められている方に畳ベッドはおすすめです。
和の空間、インテリアとベッドを調和したい方
畳ベッドは、お部屋のデザインやインテリアを「和」で統一されている方におすすめです。畳ベッドは、畳のお部屋にもフローリングのお部屋にも合います。
くつろぎスペースが欲しい方
畳ベッドは、就寝時だけでなく、ちょっとした休憩スペースとしても活躍します。大きめの畳ベッドであれば、普段はくつろぎスペースとして利用し、来客時等にお布団を敷いて就寝スペースとして活用することもできます。
畳ベッドの制作事例をブログで多数ご紹介しています。どうぞご覧ください。
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