2.部屋の大きさに合わせたベッド幅

お部屋サイズに合わせたベッドを作る場合、重要となるのが計測です。少しでもズレがあると、目的の場所にギリギリ入らない、または隙間が生じる可能性があります。

お部屋サイズをご連絡いただければ、最適なベッドサイズをこちらからご提案いたします。

【ポイント】

床には巾木があるお部屋が多いです。そのため、巾木の厚みを考えることも大切です。

油断大敵！「巾木」の存在＞＞

3.ベッド幅を変えられる伸縮ベッド

「起きたらベッドは小さく収納して、お部屋を広く使いたい。」

「通常はベンチやソファとして使用し、お客様用ベッドとして時々使いたい。」

そんな場合に便利なのが、ベッド幅を変えられる伸縮ベッドです。

ベッドとして使わない時はコンパクトに収納し、ベッドとして使うときに広げます。

なお、幅が伸び縮みするのではなく、長さが伸び縮みするタイプも製作できます。

【ポイント】

伸縮タイプベッドには、同じくサイズの変更に合わせられる寝具があると便利です。

ヒノキ・ワークスでは、ベンチとして使うときは座面と背もたれになり、ベッドとして使うときはマットレスにできるオリジナル伸縮ベッド用分離タイプマットレスをご用意しています。

伸縮ベッド用分離タイプマットレス＞＞

4.部屋の変形に合わせたベッド幅

「柱がなければ、もっと大きなベッドが置けるのに」

「柱部分を欠けた形のベッドが欲しい」

「部屋の形が斜めだから、それに合わせたベッドが欲しい」

こんなお悩みをお持ちの場合は、お部屋の形に合わせたベッドを製作します。

建物の構造によって、通常の四角いベッドだとレイアウトが難しかったり、スペースが有効に活用できない場合がありますが、お部屋の形に合わせれば、スペースを有効に活用することができます。

エアコンの配管部分を欠けさせた形のベッド

【ポイント】

部屋の形に合わせたベッドの場合、レイアウトやベッドの向きを変えると、逆に使い勝手が悪くなる場合があります。製作前に本当にその場所にベッドを置くのが最適なのかをよく吟味いただくことをおすすめします。

1.外寸の幅

外寸の幅は、ベッドの左右の一番外側にくる部分の幅、つまりベッドの最大幅です。

「目的のスペースにぴったりサイズのベッドが欲しい。」このご要望は特に多いご要望のひとつです。

お部屋のレイアウトにぴったり収まると気持ちがいいですが、ひとつ気をつけていただきたいのは湿気です。

人は寝ている間に約350mlの寝汗をかくとされています。

寝汗は、湿気の原因になり、カビや細菌繁殖、嫌な臭いの原因にもなります。

よって、適度な空気の通り道を確保しておいた方が、快適な寝室環境といえます。

２方向が壁という状況であれば、さほど問題はありませんが、３方向が壁に密着する場合は、湿気がこもりがちになってしまうので、ぴったりより、換気のためにも、ほんの少し余裕のあるサイズをおすすめします。

なお、３方向が壁に密着する場合、湿気だけでなく、軋み音が発生する原因になりやすく、掃除をしにくいというデメリットがあります。

大抵のお部屋には「巾木」が設えてあります。巾木は壁と床の隙間を隠す役目と、壁を保護する役目があります。

お部屋にとっては、大事な働きをしている巾木ですが、この巾木の存在を忘れていて、ぴったりサイズのベッドのはずなのに目的のスペースに入らない！というのも、新しいベッド購入時のあるある失敗談です。

薄く見える巾木ですが、巾木によっては1cm近くの厚みがある場合もあります。巾木があっても設置可能な外寸か事前にチェックしましょう。

巾木があってもベッドを壁にぴったりくっつけて配置したい場合

解決方法１：ヘリ付きベッドにする

ヘリ付きデザインの場合、ベッドの足が外角より内側に付いているため、巾木を避けてベッドを配置することが可能です。

解決方法２：ベッドの脚に『欠け』をつける

外角に脚が付いている通常のベッドの場合、脚に巾木分の「欠け」を施すことにより、壁に密着して配置可能になります。

＜メリット＞

・壁に密着してベッドを配置できる

＜デメリット＞

・脚の形状。レイアウトを変えた場合等、欠け部分が見えると、「なぜここの部分が欠けているのだろう？」と知らない人が見たら不思議に思われる形状になります。

2.寝台面の幅

寝台面の幅とは、寝具（マットレスやお布団）が乗る部分の幅です。「え？外寸と寝台面の幅って同じじゃないの？」と思われる方も多いと思います。確かに、外寸と寝台面の幅が同じタイプのベッドもあるのですが、違うタイプのベッドもあるんです。

①ヘリ付きベッド：外寸と寝台面の幅が異なるベッド

ヘリ付きデザインは、寝台面の周りにヘリを設けたタイプのベッドです。よって、ヘリの外側から外側の幅が外寸、ヘリの内側部分（すのこ部分）が寝台幅になります。

ヘリ付きベッドは、脚が外角より内側にあるので、人が足をぶつけにくい、また、掛け布団等の寝具が落ちにくくなるというメリットがあります。

なお、ヘリ付きベッドはヘリ部分の内側だけでなく、外側を含めて寝台面として使うこともできます。この場合、次の「②ヘリなしベッド：外寸と寝台面の幅が同じベッド」と同じ扱いになります。

たいていのベッドはこの外寸と寝台面の幅が同じタイプのものが多いです。

細かく見ると、当店の場合、ひのきすのこと、寝台面を縁取るフレームの幅を合わせて寝台面となります。幅は、寝具（マットレスや敷布団）と同サイズがおすすめです。

【ポイント】

マットレス幅と寝台面幅を同じにし、片側を壁に密着させた場合、マットレスが手前に少しはみ出てしまうことがあります。

マットレスの弾力や、シーツ等の厚みが原因ですが、これを避るためにマットレスより少し大きめの幅（2cmほど）余裕を持たせて製作することもできます。

3.脚と脚の間の幅

ベッド下に何かを収納したい場合、ベッドサイドから出し入れする方が多いですが、枕元、足元から出し入れしたいという方も時々いらっしゃいます。

その場合、ベッド下に収納したいモノが枕元、足元側の脚と脚の間から入るかどうか収納したいものの幅と比較してみてください。

特に衣装ケースや旅行用の大型キャリーケース等、形を変形できないものの場合は事前確認が重要です。

1.現在と将来の使い方

ひのき家具のいいところは世代を超えて使えるほど長持ちで丈夫なこと。

例えば、シングルサイズを２つ並べて、キングサイズのようなベッドとして最初は使い、将来は分けて、それぞれ利用するということも可能です。

子供が小さいうちは、大きなベッドで親子で使って、子供がある程度大きくなったら、夫婦それぞれで使う。もしくは、子供がそれぞれ使うという使い方ができます。

2.ドアや扉、窓の位置

いざベッドを買ったらクローゼットの扉が開け閉めしにくい、ドアが開いていると人が通りにくい、窓に被って光が遮られるといったことがないように、ベッドを置いた場合のお部屋のサイズを測っておくことも大切です。

3.お掃除のしやすさ

特にベッド下は埃が溜まりがちになります。快適な睡眠のためには、ベッド周りを清潔に保つことも大切です。希望の幅のベッドを配置した場合に、掃除道具が入るか、手が届くかも事前にシミュレーションしてみると良いです。