くるみオイル仕上げ
くるみオイル仕上げとは
くるみオイル仕上げは、磨き作業を施した後のひのき材の表面にくるみオイルを塗布する仕上げです。
くるみオイルは、食物のくるみから抽出された油のことで、天ぷら油にも使用できる伝統的な100%天然素材の食用オイルです。ウオールナッツ油とも言われます。
これを木製家具に塗布することによって、通気性を保つ塗膜ができ、木肌の表面を保護してくれます。
塗布する際には、溶剤を一切使用せず、くるみオイル100%をそのまま使用していますので、磨きのみ(無塗装)と同様に自然素材そのままで、舐めても安全です。
くるみオイルは木製家具、建具木工、建築内装仕上げに適しており、家具業界では高価なものとして扱われています。弊社職人は「肌触りも艶もとても良くなる」と言っています。
くるみオイルを塗ると、木肌の色合いが磨きのみ(無塗装)に比べ、濃くなります。
くるみオイルを塗ることにより、ひのきの香りが減退することはありません。
※寝台のすのこは基本的に無塗装のみです。
くるみオイル仕上げのメリット・デメリット
くるみオイル仕上げのメリット
手垢汚れ等を防いでくれる
くるみオイルを塗ることにより、木肌表面に通気性を保つ塗膜ができるので、防汚効果があります。(※水分汚れは、磨きのみ(無塗装)に比べ汚れにくいですが、基本的には素早くふき取ってください。)
肌触りと艶が良くなる
くるみオイルを塗ることにより、肌触りに温かみが増し、またオイルならではの艶感が出ます。
木目に深みが出る
くるみオイルを塗ると、磨きのみ(無塗装)に比べ色が濃く、木目もはっきりした仕上がりになります。好みによっては、こちらの仕上がりの方が好きという方もいらっしゃいます。
色の経年変化が磨きのみ(無塗装)に比べて統一感がある
ひのきは時間の経過に伴い色が変化しますが、くるみオイルを塗った場合、その変化が磨きのみ(無塗装)に比べ、より均一で滑らかな変化となります。
繰り返し塗布の必要がない
くるみオイルはひのき表面より浸透するため、継続して繰り返し塗布する必要がありません。一度塗布すれば十分です。
くるみオイル仕上げのデメリット
汚れ(特に水分を含んだ汚れ)に弱い
色の強い液体をこぼした場合は、すぐに拭き取らないと、汚れが定着します。
無垢板にコーヒーをこぼした場合は、以下画像のようにシミ汚れが定着してしまいます。汚れたら素早くふき取ることが重要です。
製作期間が長くなる
くるみオイルを塗るための時間が必要になり、また、くるみオイルは乾くのに時間を要するため、製作期間が磨きのみ(無塗装)に比べ、長くなります。
塗布直後は若干くるみオイルの香りが残る
天ぷら油にも使用できる食用の油ですので、塗った直後は食用油のような香りがしますが次第に消えます。
くるみオイル仕上げのお手入れ方法
乾拭きまたは、ぞうきんをかたくしぼって水拭きで行ってください。
特に艶を出したい場合は、定期的にご自宅でも塗ってお手入れされることをお勧めします。
ヒノキ・ワークスでは、くるみオイルを販売しています。ご購入は以下ページからどうぞ。
くるみオイル商品ページへひのきベッドの制作事例をブログで多数ご紹介しています。どうぞご覧ください。
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