磨きのみ(無塗装)
磨きのみ(無塗装)とは
ベッドに使用するひのき材の表面を優しい肌触りになるまで、ツルツル滑らかに磨き上げて、そのまま何の加工も施さずに完成品とするのが、磨きのみ(無塗装)仕上げです。
家具に使用する木材は、設計通りの大きさに切って、そのまま使用できるわけではなく、必ず表面をサンドペーパー等で磨き上げて、滑らかに仕上げる必要があります。切ったままの表面には、ザラつきやささくれがあり、肌に触れた時にとても快適とは言えません。そこで、快適に利用いただけるように、角を取ったり、磨き上げる必要があるのです。
磨きのみ(無塗装)仕上げは、つまりは自然の素材そのままなので、なるべくナチュラル素材を使用されたい方、化学物質過敏症の方等に好まれています。塗装のない木肌は人をリラックスさせる効果が高いとも言われています。
(※接着剤に関しても安心・安全を心がけています。ヒノキ・ワークスでは『F★★★★ボンド(コニシ木工ボンド)』を使用します。こちらもホルムアルデヒド等は発生しません。その他天然成分100%の接着剤も使用可能です。)
磨きの作業はヒノキ・ワークスのちょっと自慢したいポイントのひとつです。磨きの作業は簡単なように見えて実はとても難しい作業で、滑らかさ、均一さ、無駄がないようにと、とても気を遣う作業です。ヒノキ・ワークスでは、熟練の職人が丁寧に、ひとつひとつのひのき家具を手作業で磨き上げています。
ですので、お客様から、
すべすべの木の感触が気持ち良くずっとベッドから離れたくない感じになります。やっぱり無垢はいいなあとしみじみ思いました。(こぶたまま様 [50代・女性])
肌触りがすべすべで優しくて気持ちいいです。(おひさまのおく様 [40代・女性])
といったお声を頂戴しています。
ヒノキ・ワークスでは表面をサウンドペーパーでつやつやに磨き上げているので、木がささくれだったり、チクチクすることがありません。磨きのみ(無塗装)のひのきは、伊勢神宮などの神社仏閣で使用されていることからも、その表面の滑らかさが維持され続けることが分かります。
ひのきは年数を重ねる毎に艶を増し、飴色に変化し、味わいある面持ちを世代に渡って楽しめる粋な自然素材なのです。
以下の写真は、以前ヒノキ・ワークスでベッドをご購入されたお客様が、ベッドの高さを高くしたいというご要望により、脚を新しく継ぎ足した写真です。
同じひのきの磨きのみ(無塗装)ですが、ベッドと継ぎ足した脚の部分で色が異なります。
下の写真のお子様用の踏み台は、製作から約5年ほど経過したものです。飴色具合が強く出ています。
このように、ひのきは経年により色が変化します。色の変化は日光が当たる状態や環境によって異なります。
磨きのみ(無塗装)のメリット・デメリット
磨きのみ(無塗装)のメリット
自然素材をそのままを楽しめる
自然素材のひのきは、使っていても、視覚的にも快適さを感じる素材です。また木の家具がお部屋にあれば、お洒落な雰囲気も楽しめます。
自然素材なので、安心して利用できる
ひのきは、日本古来より人々の生活に密着して使われてきたことからも人間との相性の良さが伺えます。ナチュラル素材をご家族で使用されたい方、アレルギー物質や化学物質が気になる方にも好まれます。また、自然素材なので、お子様が触れたり舐めたりしても安心です。
年数を重ねる毎に面持ちの変化を味わえる
近年はアンティーク家具が人気ですね。アンティーク家具のように見せるためのエイジングという加工を施すほど、木家具の「味わい」はデザインのひとつと言えます。ひのきは自然素材なので、金属やガラス、プラスチックと異なり、その面持ちは、年々変化します。木肌に艶が増したり、色が飴色に変化したり、うっかりつけてしまったキズ跡さえデザインになったりとその変化を楽しむことができるのも、磨きのみ(無塗装)ひのきの魅力です。
磨きのみ(無塗装)のデメリット
汚れ(特に水分を含んだ汚れ)に弱い
色の強い液体をこぼした場合は、すぐに拭き取らないと、汚れが定着します。
磨きのみ(無塗装)の無垢板にコーヒーをこぼした場合は、以下画像のようにシミ汚れが定着してしまいます。汚れたら素早くふき取ることが重要です。
ヤニが出る場合がある
自然の木材であるが故にヤニが出る場合があります(数ヶ月で出る場合もあれば、出ない場合もあります)。ヤニはアルコールで拭くと綺麗になります。
湿気や温度等の環境によっては狂いが生じる原因を受けやすい。
木肌がそのまま外的環境に晒されていますので、特に湿度の影響を受けやすいと言えます。無垢板は呼吸をしますので、湿度や気温変化によって、大きさに変化が生じ、狂いが出ることがあります。狂いの度合いは材料や加工によって異なります。あらかじめご了承ください。木の狂いで隙間などができた場合、お届けから1年以内に支障が生じるケースが稀にあります。その場合はご連絡ください。
磨きのみ(無塗装)のお手入れ方法
乾いたタオルでカラ拭きをお勧めします。
小さな凹みなどは、濡れタオルを当ててアイロンを当てると、元に戻ります
(荒療治となりますが、サンドペーパー240番以上で撫でるようにして削ることによって修復を試みることも可能です)。
ひのきベッドの制作事例をブログで多数ご紹介しています。どうぞご覧ください。
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