ヘッドボードの
考え方・機能
メリット/デメリット
ヘッドボードのサイズ
ヘッドボードの幅
ヘッドボードの幅は基本的にベッドの外寸幅と同じサイズです。
マットレス止めだけが目的の低い高さのヘッドボードの場合は、外寸幅より小さいサイズで製作することができます。
ヘッドボードの高さ
ヘッドボードの高さはオーダーメイドでは、お客様のお好みの高さで製作することができます。
高さが高いヘッドボードは、高級感が出ますが、お部屋に圧迫感が出る原因にもなります。また、ヘッドボード上部にモノを起きたい場合は、寝床から寝た体勢では取りにくくなります。
高さが低いヘッドボードは、お部屋に圧迫感が出にくいですが、寝ている最中に寝具やカラダがぶつかってモノが落ちやすくなる可能性があります。
なお、ヘッドボードは、寝台下を覆って床からカバーするタイプと、寝台下には空間を設け、ベッドフレームから上部に設置するタイプの2つがあります。
オーダーメイドの場合、求めているヘッドボードがどちらのタイプかと、床面からの高さなのか、または寝台面からの高さなのかを製作者に正確に伝える必要があります。
ヘッドボードの厚み
特に、棚付きのヘッドボードの場合、棚の奥行きが必要なため、ヘッドボードに厚みが出ます。
スペースに限りがある場合、外寸の最大長さが制限されますので、ヘッドボードに厚みをもたせると、寝台の長さを減らす必要が出ます。
外寸(ベッド全体の長さ)=ベッドの寝台の長さ+ヘッドボード・フットボードの長さ(厚み)
寝台の長さにゆとりを持たせるか、ヘッドボード、フットボード、棚の機能性を優先させるか、事前に考えておきましょう。
以下のベッドは、限りあるスペースを有効活用するためにヘッドボードの構造を工夫した例です。
上記事例写真の商品情報<No.1603049>
限りあるスペースを有効活用するため、ヘッドボード下にマットレスが入り込むように製作しました。
ヘッドボードの機能
棚
①棚を取り付ける位置を考える
一般的にヘッドボードの棚は寝る側に設置する場合が多いですが、ヒノキ・ワークスでは、ヘッドボードの裏面に棚を設けたヘッドボードも数多く製作してきました。
ヘッドボードを壁に付けない場合は、ヘッドボードの背面に棚があると、お部屋の収納力が上がります。
②棚の構造を考える
自由度が高いオープン棚、目的に応じて使い分けられる仕切り付き、ホコリが予防できる扉付き等、目的や好みにどのタイプの棚が適切か考えましょう。
オープン棚のヘッドボード
シンプルな置き台のみのヘッドボード
仕切り付き棚のヘッドボード
扉付き棚のヘッドボード
コンセント
①コンセント口を取り付ける位置を考える
ヘッドボードにはコンセント口の取り付けが可能です。ベッドのレイアウトや利き手に応じて、ヘッドボードのどの位置にコンセント口があるか考えましょう。
②コンセントの口数・タイプ(USB)などを考える
ヒノキ・ワークスでは、二口または二口+USB口付きをお選びいただけます。
マットレス止め
ヘッドボードを設けると、マットレスがずれにくい効果があります。マットレスのずれ防止機能だけが欲しい場合は、ミニマムなヘッドボードを設置することも可能です。
上記事例写真の商品情報<No.1807024>
マットレス止め付きのシンプルなベッド。脚のシャープなデザインとマルチステインホワイトの着色がポイントです。
ヘッドボードのデザイン
ベッドは寝台面が寝具で隠れてしまうので、ヘッドボードはデザインを追求したり、遊び心を表現するのに最適な部分(パーツ)です。
ヘッドボードのデザインに関しての詳細は、「ヘッドボードデザイン集」のページをご覧ください。
以下、形状に関して考える際に、2点基本的なポイントをご紹介します。
床から OR 寝台面から
ヘッドボードは、寝台下を覆って床からカバーするタイプと、寝台下には空間を設け、ベッドフレームから上部に設置するタイプの2つがあります。
どちらのタイプを選ぶかはデザイン的なお好みにもよりますが、ベッド下へのモノの出し入れや通気性、目隠しの役割等、ご自身の優先度によって決めると良いです。
【寝台下には空間を設けるタイプのヘッドボード】
<メリット>
・通気性がよくなる
・ヘッドボード側からモノの出し入れができる
<デメリット>
・ヘッドボード側のベッド下が見える
【寝台下を覆って床からカバーするタイプのヘッドボード】
<メリット>
・ヘッドボード側のベッド下の目隠しになる
・デザインに高級感と重厚感が出る
<デメリット>
・ヘッドボード側からモノの出し入れができない
・通気性が悪くなる
ヘッドボードと壁の隙間
大抵のお部屋には「巾木」が設えてあります。巾木は壁と床の隙間を隠す役目と、壁を保護する役目があります。
お部屋にとっては、大事な働きをしている巾木ですが、この巾木の存在によってヘッドボードと壁の間に隙間ができるまたは巾木の存在を忘れていてスペースにぴったり収まるはずのベッドが入らないというのも、新しいベッド購入時のあるある失敗談です。
薄く見える巾木ですが、巾木によっては1cm近くの厚みがある場合もあります。よって、巾木がある場合、ヘッドボードと壁の間に隙間ができ、モノが落ちてしまう、埃が溜まりやすくなるといったことがあります。
そこで、ヘッドボードと壁の間に隙間を作りたくないための工夫があります。
ヘッドボード最上部外側に少し出っ張りを付ける
ヘッドボードのトップを外側に少し出っぱらせることによって、壁と密着させることができます。
ヘッドボードに傾斜をつける
傾斜を付けることによって、巾木を避けて壁に密着させることができます。
上記事例写真の商品情報<No.156033>
曲線に滑らかにカーブしたタイプのヘッドボード。ダークブラウンで着色しました。
ヘッドボードのメリット・デメリット
ヘッドボードのメリット
目隠しになる
頭側にスペースがある場合は、寝床の目隠しになり、足元まで覆うタイプのヘッドボードの場合、ベッド下も目隠しできます。
マットレスやお布団、枕のストッパーになる
ヘッドボードがあると、頭側に枕が落ちてしまうこともなく、またマットレスがずれにくくなります。
棚付きは収納力が上がる
現代の人はほとんどの人が携帯電話やスマートフォンを枕元に置いて寝る習慣となっていることと思います。ヘッドボードに本や携帯を置くスペースがあるだけで、寝ている間に携帯電話がお布団のどこかに行方不明ということがなくなり、とても便利です。また、本を読む習慣がある方は、ベッドサイドに照明が設置でき、読みかけの本を置くこともできます。
コンセント(USB)口があると便利
コンセントやUSBの差し込み口がヘッドボードにあると、寝ている間に充電ができます。起きた時にバッテリー切れ寸前で、朝慌てて充電、もしくは寝ている間にバッテリー切れでアラームが鳴らなかった!といったトラブルが防げます。
背もたれになる
ヘッドボードがあれば、枕をクッションがわりにして、半身を起こした状態でヘッドボードを背もたれにした状態が取れます。
高級感が出る
ヘッドボードがあることにより、ベッドに高級感が出ます。
ヘッドボードのデメリット
圧迫感が出る場合がある
ヘッドボードの大きさや容量によっては、お部屋に圧迫感が出る場合があります。
ヘッドボードなしよりもコストがかかる
ヘッドボードの分、材料費、施工費が追加となり、ヘッドボードなしに比べ費用がかかります。
ヘッドボードと布団の間に埃が溜まりやすい
ヘッドボードと布団の間の隙間には埃が溜まりやすく、ハウスダストの原因になる可能性があります。そのため、こまめなお掃除が必要です。
ヘッドボード側を壁に密着させずにスペースを設けるレイアウトの場合
ベッドメイキングがしにくい
マットレスのシーツを変えるといったベッドメイキング作業がしにくいです。
寝台下を覆って床からカバーするタイプのヘッドボードの場合
モノの出し入れが不便
寝台下を覆って床からカバーするタイプのヘッドボードの場合、ヘッドボード側からベッド下へのモノの出し入れができません。
通気性が悪くなる
寝台下を覆って床からカバーするタイプのヘッドボードの場合、ベッド下の通気性が悪くなります。
ヘッドボード付きベッドの制作事例をブログで多数ご紹介しています。どうぞご覧ください。
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